コーヒーグラインダーはこれ1台で完璧!VARIO-V(バリオV)の使用感レポート

VARIO-V(バリオV)の特徴

大は小を兼ねるという言葉があるが、家庭用コーヒーグラインダーにおいてはエスプレッソ挽き用のグラインダーは少し特別な存在となる。

大抵のコーヒーグラインダー製造会社はエスプレッソ挽き用とプアオーバー、フレンチプレス用のグラインダーを分けて販売している。極細挽きといわれるエスプレッソ用の挽き具合は、その細かすぎる粒度ゆえに中細挽きや中挽きと併用可能とすると粉詰まりなどによる故障を誘発させやすいからだ。

Melitta(メリタ)JAPANが販売するVARIOシリーズは、コーヒーを豆から購入し始めた初心者から、グラインドの均一性にこだわりたい上級者まで全ての人に対応。

世界的にも定評のある均一性の非常に高いグラインドに加えて、なんといっても圧巻の40段階調節は挽目をしっかりと使いこなせば安定した満足の1杯の抽出をサポートしてくれるだろう。

本体サイズ㎜ : 120×160×350
本体重量   : 3.6kg
ホッパー容量 : 220g
受皿容量   : 142g
電源     : 100V 50/60Hz
消費電力   : 100W
メッシュ   : 40段階

2年半使用してみたVARIO-V(バリオV)のレビュー

①40段階の挽き目調節が可能

この機器の最大の強みだろう。40段階の挽き目調節があれば、通常使用で困ることはまず有り得ない。ひと目盛ずつ粒度が確実に異なるので、豆の産地や焙煎度に応じた自分の好みの挽き具合を見つけると本当に美味しいコーヒーが飲めるようになる。
 VARIO持っていると、エスプレッソやってみようと思うんだよね

②エスプレッソ用の極細挽きに対応

極細挽きに対応というよりもVARIOはエスプレッソを飲むための家庭用最適グラインダー

つまり極細挽きのためのグラインダーが正しい。家庭用のグラインダーで本格的なエスプレッソ挽きが可能なマシンが少ない中で、VARIOは正真正銘のエスプレッソ対応マシン。

③40mmコニカル刃を使用した抜群の切れ味

最高級のコニカル刃を使用したグラインドは回転数を抑えて熱の発生もセーブ

空気や温度に触れる面積の多いエスプレッソ挽きの際には特に熱が伝わって風味が損なわれやすいため、VARIOのグラインダーは本領発揮してくれる。因みにカリタNEXT-Gは”カット式”で、みるっこは”臼式=グラインド式”と言われている。

電動グラインダーの種類
・コニカル刃・コーン式…立体的な螺旋形状。フラット刃よりも低速な回転で豆を擦り潰すように砕く。回転数が低いため騒音や熱の発生を抑えることが可能

・フラット刃(カット式とグラインド式)…平らな形状の上刃と下刃が高速回転して豆を切り刻むように挽くタイプ。カット式は挽き時間が早く、微粉が少ない。グラインド式は臼のように砕いて挽くためカット式よりも均一性が高いことが多い。反面摩擦熱が入りやすい 

④粉の飛散が少ない

意外に思う人も多いだろうが、VARIO-Vはグラインド時の粉の飛散はかなり少ない

ネットで出回っている情報では静電気によるチャフや微粉の飛散がマイナスポイントになっている情報も多いが、下位機種(VARIO-E)での話だ。ミドルクラス機種(VARIO-V)では本体素材が異なるため受皿容器からもサラッと粉は離れ、飛び散ることは無い。
 情報は正しいものを選ばないとCoffee系は間違ったものも多い

⑤その他

自動グラインド機能 ひと目盛10秒

ポルターへ直接粉を落とせる

電源コードをマシン足元の四方から出せる

購入したとき最初の印象として”画像でみていたよりもずっと重く重厚感がある”と感じたのを覚えている。その後1週間使用して感じたのが、『電動って癖になる楽さだな』だ。

それまで電動では自分の期待する精度に届かず、ポーレックスやZASSENHAUSの手回しミルを長い間使用していた。いまでもその日の気分で使い分けてはいるが、エスプレッソを飲む際の極細挽きでは必須アイテムになっている。

 

挽き具合を徹底検証

【挽目ダイヤル0番】 極細挽き トルコ式コーヒー

【挽目ダイヤル3番】 極細挽き エスプレッソ

【挽目ダイヤル5番】 極細挽き エスプレッソ 密度弱め

【挽目ダイヤル10番】 細挽き モカエキスプレス

【挽目ダイヤル13番】 中細挽き ドリップ(しっかり抽出)

【挽目ダイヤル15番】 中細挽き ドリップ(クリア)

【挽目ダイヤル17番】 中挽き サイフォン / ネルドリップ

【挽目ダイヤル20番】 中粗挽き フレンチプレス / ネルドリップ / サイフォン

【挽目ダイヤル25番】 粗挽き フレンチプレス / パーコレーター

【挽目ダイヤル30番】 粗挽き パーコレーター

【挽目ダイヤル35】 参考

【挽目ダイヤル40】 参考

やはりエスプレッソ用の極細挽きの精度は驚くほど高い。手回しミルで極細挽きを挽くと腕がパンパンになる代償を考えると、僅かな時間でこの精度でグラインドされたら手回しには戻れない。

それでありながら、#13あたりのドリップ用の中細挽きも均一性が高い。一方で中挽き以上になると画像を拡大すると分かるが、グラインドされた粉へ微粉が多く付くようになる。

擦り潰すため粗めの挽きでは微粉が出やすくなるのはコニカル刃・コーン式のウィーク・ポイントである
 40段階もあると実際はほとんど使用しない粗さも多いけど、なんか安心するんだよな

 

カット式の雄 カリタNEXT-Gとの比較

【カリタNEXT-G #2 中細挽き】

【VARIO-V #13 中細挽き VS カリタNEXT-G #2 中細挽き】

左:VARIO-V 右:Kalita NEXT G
この距離では違いが認識できない

左:VARIO-V 右:Kalita NEXT G

ズームして、粉を少しほどいてみても甲乙つけられない。

中細挽きでは均一性ではKalita NEXT Gと同等レベルであることが分かる。しかし、画像では確認するのが難しいが、VARIOは微粉量が多いように感じた(手で粉を触ったときの印象と肉眼の印象)。これは別の機会に微粉量の計測実験をおこなってみうようと思う。
 エスプレッソ挽きに対応しながらも中細挽きでこのポテンシャルは正直すごくない?

 

改善してほしいところ

 

  • 内部に入り込んだ粉はマシンを逆さにしないと取り出せない
  • 故障した場合は本体内部を開けることは不可のため、必然的にMelittaへ修理行きとなる
  • デザイン性をもっと高めて欲しい

VARIOシリーズ

VARIOには今回取り上げたVARIO-Vの他にもシリーズが存在する。有名なところでいくと廉価版VARIO-Eと最高級モデルVARIO。

Eモデルコストパフォーマンスは抜群。しかしVARIO-Vと比較すると素材がチープ感が出てしまい、グラインドスピードも劣るため、僅かながら精度も劣る。また、粉の飛散防止が取られていないため使用後の掃除は必須になってしまう点も気になる。

最高級機VARIO本格的なカフェなどでも使用されているのを見かけることがある。コンパクトながらも230段階の調節可となっており液晶画面付き。刃はVモデルのコニカル刃と異なりフラット刃となるため、もはや別物のグラインダーと言えるだろう。

 

まとめ

コーヒーをこれから始める人、エスプレッソマシンを買おうと思っている人、家庭用グラインダーのハイエンドマシンを考えている人などなど、それら全ての人の期待に応えるコーヒーグラインダーがVARIO-Vだろう

このサイトを見ているような人であれば安価なグラインダーやミルでは、いずれ満足できずに上位モデルへ買い換えることになる。

『手元に5万円があるなら4万円のコーヒーグラインダーと1万円のエスプレッソマシンを購入しなさい』とはよく言ったものだ。それくらいコーヒーにとってグラインダーは重要

40段階調節機能の万能かつ精巧なVARIO-Vは、あなたのこれからのCoffeeLifeを豊かにしてくれるマストアイテムだろう。

機能は十分すぎる廉価版  VARIO-E click 
最高級VARIO click 
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