PEUGEOT & CIE T-FIN

PEUGEOT & CIE T-FIN

型番:PEUGEOT & CIE T-FIN
年代:1850-1930
寸法:23cm/15cm/15cm

特徴:フランスの老舗プジョー(PEUGEOT & CIE)より1850~1930年の期間に製造されていた大変希少なモデル。本体は美しく硬質のクルミの木で作られた贅沢な製品で、T 型と呼ばれる上のバーとハンドルは重厚な鋳鉄製トップのハンドルを止めるネジは真鍮製。真鍮の摘みの付いた胡桃材の渋い蓋は2枚で左右に大きく開き、コーヒー豆が入れ易くなっている。

ご覧のとおりプジョーのマークが”ライオン”ではなく”象のマーク”となっているこちらの製品は本家プジョーから分家した企業 (PEUGEOT & CIE 社) が生産・販売していた製造期間の短い非常に価値のあるモデル。更にPEUGEOT & CIEの中でもこちらの“4つ木製の脚”“4つのコーナーの彫り”はグレードが高く、保存状態の良い実用も可能な状態で出回る事は稀。永い時を経た風合いがアンティークとして最高の佇まいをを演出する。

※プジョー(PEUGEOT社)というと現代ではフランスの車メーカーとのイメージが強いが、元々は製粉業から製鋼所として工業化を進めた会社である。元来、鍬や鋸など農耕道具や大工道具を作っていた会社なだけに鉄の精製技術が高く、コーヒーミルやミシン、スプリングや傘のフレームなどにも技術が使用された。