roasted soybean flour latte
幼い頃はきな粉が好きで、よく甘いきな粉餅を作ってもらったものだ。きな粉が日本で盛んになったのは江戸時代。徳川家康に安倍川餅が献上された記録も残っており、お菓子として庶民の食べ物としても浸透したと言われる。
きな粉は大豆を焙煎してグラインド(製粉)したもの。コーヒー豆と似た工程を辿るThe Japanese foodはミルク(latte)と合わない筈が無いのだ。
今回は至福の一杯となる黒蜜きな粉ラテの作り方を紹介したい。
黒蜜きな粉ラテの作り方
準備するもの
黒豆きな粉 大さじ1
きび砂糖 小さじ1
牛乳 160cc
黒蜜シロップ お好み
(壱) きな粉 大さじ1杯
きな粉の中でも黒豆きな粉はアントシアニン(視力回復や血液の流れを良くする成分)が多く含まれており、コクもあるのでおすすめ。
(弐) きび砂糖 小さじ1杯
(参) ミルク 160cc
ピッチャーにきな粉&きび砂糖を入れて、その上からミルクを投入する。
(四) きな粉ミルクをスチーム 65℃
空気を入れすぎず、泡立て過ぎずにスチームすると、滑らかなトロッとした絶妙の食感になる。ミルク泡立て器でも問題なく代用できる(詳細後述)。
(伍) 黒蜜を加える
お好みで黒蜜を加えるとスイーツ感UP。黒蜜は重いので良くかき混ぜる。
(六) 完成
おいしく作るポイント
きな粉を入れすぎない
つい多めに入れがちだが、溶けきれず粉っぽくなってしまうので注意
ミルクスチームと同時にきな粉を混ぜる
きな粉は溶けづらいので、スチーム時に温度を上げながらしっかり溶かす
フォームドミルクを泡立てすぎに気をつける
ミルクを泡立て過ぎると、きな粉の溶け込みが悪くなり、口当たりも滑らかにならない
ミルクの温度は65℃前後で仕上げる
70℃以上は絶対にNG。ミルクの甘みが飛んでしまうのと、きな粉の風味も薄くなる。
以上の4つを意識して丁寧に作ると、驚くほど美味しいきな粉ラテが完成する。
ミルク泡立て器で代用可能
ミルクスチーム用のエスプレッソマシン等が自宅に無い方も多いと思うが、HARIOのミルク泡立て器で代用可能。慣れれば、絶妙な泡立て加減を再現できるようになるだろう。
その際に注意すべきポイントも上記と同じであるが、ミルクの温めについては鍋に火をかける場合も、電子レンジを用いる場合のいずれも温度をこまめに図りながら、前述した65℃前後での仕上がりを必ず守るようにすること。
きな粉と美容・健康
大豆が健康に良い事は耳にタコかと思うが、その大豆製品の中でも”きな粉”の食物繊維量はダントツNo.1。たんぱく質の含有量も2位の納豆の2倍以上も含まれている。
食物繊維が豊富なだけでも女性には嬉しい健康食品だと思うが、きな粉に多く含まれる大豆イソフラボンは女性のホルモンバランスを整えて髪や肌をツヤツヤにする美容効果を持つ。骨粗鬆症の予防にもなる。
女性だけでなく、男性にとってもきな粉には三大栄養素である炭水化物、タンパク質、脂質の全てが含まれおり、加えてカルシウムや鉄分、ミネラルも豊富。不足しがちな栄養素を補給するのに最適。また筋トレ後の摂取もGOOD。
おわりに
日本が世界一の長寿国である理由は”大豆”から栄養素を日常的に摂取しているためとの説もある。その大豆の中でも栄養素が最も凝縮されている王様が”きな粉”。近い将来、世界の注目を集める食材になると思っているのは僕だけだろうか。
今回ご紹介した美味しいきな粉ラテを覚えて、毎日1杯摂取すれば健康的で美しい豊かな生活の一助になること間違いなしだろう。
何よりも、美味しい。これが一番。至福の黒蜜きな粉ラテぜひお試しあれ。
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