デルターコーヒープレス(delter coffee press)に使えるペーパーフィルターを検証してみた

エアロプレス用のペーパーフィルターは使用できますか?

とても照会が多いので記事にします。純正との違いや、kalitaのペーパーフィルターについても試してみたので、これから購入検討の人も、既に使用中の人も参考にしてみてください。

直径6.2cmのフィルターキャップ

デルターコーヒープレスのペーパーフィルターをセットするキャップは直径6.2cm。この直径をベースにペーパーフィルターを選ぶようにしよう。

各社の丸形ペーパーフィルターを検証

デルターコーヒー純正品

delter coffee press 本体を購入時に100枚が同梱されている。ペーパーフィルターのみでは300枚入で単品販売されている。300枚購入しておけば半年〜1年くらいは持つだろうし、1枚あたりの単価で考えればそこまで高くない。

画像からも分かるように、ペーパーに細かくシワが入っており、油分や雑味をしっかり吸着しやすい材質になっている。手触りや質感が日本製のHARIOやkalitaのドリップ用フィルターと似ている。

当たり前だが純正なので、端までぴったり。直径6.2cm。

Delter coffee 純正ペーパーフィルター 300枚入

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エアロプレス用ペーパーフィルター(AERO PRESS MICRO FILTERS)

エアロプレス用のペーパーフィルターとしては有名な同商品。1パックで350枚入。冒頭の質問に対する答えだが、「使えないことは無いがサイズとしては若干大きい」となる。

キャップとフィルターの上部に浮きが出てしまっている直径6.4cm。デルターのものと比較すると2mm大きい。

気になったのがペーパーフィルターの質があまり良く無いところ。表面に凹凸が少なく、濾紙としての質はデルターや日本製のペーパーフィルターには劣る印象。

エアロプレス専用ペーパーフィルター

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デルターコーヒー用とエアロプレス用の比較

遠目でも表面の質感の違いが目視できるが、アップすると明らかに違う。濾紙はこのザラつきや凹凸が大事。フィルターとして余計な油分や液体の濾過をしっかり行えるのはデルターコーヒープレス用の方だろう。

安くて高品質。kalitaのコーヒーフィルター

カリタ丸形コーヒーフィルター 65mm

質感は申し分無いが、サイズが大きすぎる。周りが浮いてしまい、使用はオススメできない。

カリタ丸形コーヒーフィルター 60mm

60mmだとサイズが小さく、端に隙間が生じてしまうことがある。これでは圧力をかけた際に十分に濾過されず、また空気の逃げ道にもなるため圧もかからない。

kalitaはさすが日本製だけあって、この3社では濾紙としてのクオリティは最も優秀。デルターコーヒー用の62mmも作って欲しいものだ。

結論

丸形フィルターは様々なサイズのものが販売されているが、デルターコーヒーのポテンシャルを最大限に引き出すとなると純正のペーパーフィルターがオススメ。エアロプレス用も使えないことは無いが、ジャストフィットではないのと、濾紙の質感を考慮すると…といったところ。

紙の質感としては個人的にはkalitaのコーヒーフィルターが一番良い印象。サイズが合わないので65mmを購入して少しだけ小さくするのもありかもしれない。

デルターコーヒープレスはペーパーフィルターとの相性が抜群の抽出器具。今回の検証を参考に、ぜひベストな抽出を愉しんでほしい。

 

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