デルター愛用者が増えてきましたね。簡単に手早く抽出ができるのが魅力なんですが、意外と奥が深い。
蒸らし時間やプレス回数と1プレスあたりの湯量、湯温など自由度の高い抽出が初心者だけでなく、プロからも高い評価を得ている。
慣れてくると、焙煎度や産地など豆の特徴に合わせて抽出をチューニングすることができ、ハンドドリップでは得られない圧力抽出ならではの『クリーンだけど果実感のギュッと詰まった』驚きのテイストが体感できる。
今回はそんなDelter Coffee Pressにステンレスフィルターを使って抽出後の違いを比較してみた。
Delter coffee press(デルターコーヒープレス)
Delter (kickstarter)HP
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able brewing DISK コーヒーフィルター
使用したのはAeroPress用金属フィルターとして有名なDISKコーヒーフィルターのstandardタイプ。このable brewing社はステンレスフィルターの技術に定評があり、ケメックス用のKONEなどは世界的にも有名だ。
AeroPress®用DISKコーヒーフィルターSTANDARD
able brewing社 公式HP
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今回非常に驚いたのが、デルターとの親和性だ。比較すると下の写真のようにDelterの方が直径サイズがぴったりと一致する。
純正品かと思うくらいペーパーフィルターと同じサイズだった
ステンレスフィルターで抽出
ペーパーフィルターとの比較
【DISKステンレスフィルター】
【純正ペーパーフィルター】
視覚的にはステンレスフィルターの方が、若干油分が多いかなと感じる程度の差。しかし味覚は明確に差が生じており、ステンレスフィルターはコーヒーオイルをしっかりと感じられた。
どちらが美味しいかは完全に好みの問題であるが、僕個人としてはコーヒーだけを単体で愉しみたいときには紙フィルターのスッキリとしたフレーバー重視の味わいを。食事のお供や、スイーツなどと合わせる場合はオイルの深みが加わる金属フィルターを選択している。
【5時間経過後】
5時間後、左側のステンレスフィルターによる抽出には油膜が発生しており、右側のペーパーフィルター使用とのコーヒーオイル量の差が確認できる。
粉っぽさ、微粉は?
金属フィルターの使用レビューには、紙フィルターと比較してマウスフィール(舌触りや飲み口)にザラつきや粉っぽさを感じる声が集まりやすい。
しかしながら今回の組み合わせでは非常に透明感が高く、底部に多少の微粉が覗えるが紙フィルターでも同程度の微粉は生じた。そして舌触りに粉っぽさを感じることもなかった。
挽き目の粗さやグラインダー性能にも起因するから一概には言い切れないが、極めて優秀な金属フィルターであり、Delterとの相性が良いと思う
後片付け
水をサッとかけて洗い流す。油分が残っている場合は軽くスポンジ等で拭き取る。
何度でも再利用できてエコだけど、このあたりは紙と比べると少し手間かな
それと、DISKコーヒーフィルターのサイズがジャストサイズのため、道具を用いないと外れなくなることも。端の方の穴から刺せる爪楊枝等を用意しておくようにしよう。
おわりに
今回比較して改めて感じたが、Delterにより抽出したコーヒーはスイートスポットに入ると恐ろしく美味い。エアロプレスにもV60にも無い癖になるフレーバーを連れてくる。
ステンレスフィルターにせよ、紙フィルターにしても、使い分けるとCoffeeの愉しさが広がることは間違いないだろう。ペーパーフィルターの在庫切れ時にもDelterを稼働できるDISKコーヒーフィルター(standard)はDelter 愛用者ならばマストアイテムだろう。
様々なシチュエーションであなたのCoffeeLifeを彩る、Delter × ステンレスフィルターを是非チェックしておこう。
AeroPress®用DISKコーヒーフィルターSTANDARD
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久しぶりにこんな衝撃を受けた。クリーンですっきりとした、苦味の少ない、美味しいコーヒー。それはスペシャルティーコーヒーの特性を十二分に引き出した抽出だった。スイートスポットに入った偶然の抽出かと思い、試しにもう一度抽出するも全く同じ[…]